Ather Break Dance Old School

B-boy Taisukeについて【日本Breakin’の夜明けをもたらした男】

B-boy Taisukeのwiki

1980年代に日本にBreakin'文化が入ってきて、"ブレイクダンス"というものが流行しました。

1998年にはThe Spartanic Rockers(スパルタニックロッカーズ)というチームがBreakin'世界大会で日本チーム初の優勝を獲得しブレイクダンスブームが巻き起こります。

しかし日本人はチームとしては強いのですが、個人では全く世界に通用しませんでした。

陸上100mのように日本人の入る隙は全く無い状態で、個人で活躍するのは欧米やアフリカ系の人ばかりでした。

そのような時代に、彗星のごとく登場し世界の名だたるコンテストで優勝を掻っ攫ったのがB-boy Taisukeです。

2007年にRed Bull BC Oneに初出場し(当時最年少記録17歳)2回戦敗退を喫するも、その翌年2008年には準優勝を果たします。

Breakin'で日本人がソロでも通用することを示しました。

2007年惜しくも2回戦敗退をしてしまいますが、その時の出場者がエグいです。
優勝はアメリカのRonnie、出場者はRoxRite、Hong10、Lilou、CICO、Benny、JED.....これはほぼAll Starsです。

他にもTaisukeはダンスで食っていくことを体現しており、スポンサー契約という方法でダンサーの新たなマネタイズポイントを確立しました。(←おそらく日本人ダンサー初)

今回は日本Breakin'に夜明けをもたらし、Breakin'シーンのパイオニアであるB-boy Taisukeについて深掘りします。

B-boy Taisukeのwiki

B-boy Taisukeの画像
引用:Taisuke Instagramより

B-boy Taisukeのwikiです。

B-boy Taisukeのwiki

B-boy Taisuke wiki

  • 本名:野中 泰輔
  • 生年月日:1990年8月3日
  • 出身地:長崎県
  • 所属:Redbull BC ONE Allstars/The Floorriorz/FTHEB
  • スポンサー:Red Bull / G-SHOCK / 櫻正宗 / PUMA / JMB / OZ RACING

1998年8歳の時に訪れた長崎のダンススタジオで、Marさんのウィンドミルを見て、Breakin'を始めます。

従兄弟のB-boy Toshikiと一緒にBreakin'を習い始め、"Cool Crew Jr.とパパ"を結成し驚異的な才能を発揮します。

Marさんのインタビューによると、

Mar 最初にタイスケがドリルを覚えた時間とか、たぶん5分以内くらいですよ(笑)。

5分どころか、3分くらいじゃないかな。2人とも本当に覚えが早かったです。

(中略)

Breakin'を始めて3ヶ月でステージに上がり会場が爆発するくらいの歓声が起きていましたね。

当時小2で、始めて3ヶ月とかかな。それが日本で初めて子どもがブレイキングを披露したステージじゃないかな。

Cool Crew Jr.とパパ ー 佐世保が生んだ奇跡

Cool Crewは元々長崎に存在したBreakin'のチーム。
TaisukeとToshikiとMarで"Cool Crew Jr.とパパ"を結成します。(本当のパパではありません...笑)

翌年1999年にはJAPAN DANCE DELIGHTで特別賞を受賞、翌年2000年には準優勝を果たしています。

幼少期は天才キッズダンサーの先駆けとして活躍をされていました。

僕が彼らを最初に見たのは2000年頃。
福岡のBig Waxというイベントで、当時から凄かった....

B-boy Taisukeの受賞歴

1999年JAPAN DANCE DELIGHT特別賞/RAVE2001オーディエンス賞
2000年JAPAN DANCE DELIGHT準優勝
2001年Battle Of The Year Japan優勝/Battle Of The Year準優勝
2006年ダンス甲子園準優勝
2007年Red Bull BC One 日本予選優勝/UK B-Boy Championships東京予選優勝/Red Bull BC One 2回戦敗退
2008年UK B-Boy Championships仙台予選優勝/Red Bull Street Battles, Hong Kong Red Bull BC One準優勝/DANCE@LIVE BREAK 優勝
2009年Battle of the Year 2009 JAPAN 優勝 Battle of the Year 2009 ASIA 優勝&Best Show (Singapore) R-16 優勝&Best Showcase
2010年DANCE@LIVE BREAK優勝/Red Bull BC One出場
2011年R-16 Solo B-boy Battle優勝/DANCE@LIVE BREAK 優勝/UK B-Boy Championships東京予選優勝
2012年Battle of the Year 2012 JAPAN優勝/Battle of the Year 2012 FINAL準優勝/DANCE@LIVE BREAK 優勝/
2013年Battle of the Year 2013 JAPAN優勝/Battle of the Year 2013 FINALベストショー/UK B-Boy 2013準優勝
2014年DANCE@LIVE BREAK 優勝/Red Bull Bc One Final 2014準優勝
2015年Battle of the Year 2015 JAPAN優勝/DANCE@LIVE BREAK 優勝/Battle of the Year 2015 FINAL優勝
2016年UK B-Boy 2016 優勝/Battle of the Year 2016 FINAL優勝
2017年Battle of the Year 2017 FINAL優勝

特にBOTYの3連覇は世界に衝撃を与えました。

最近のダンスバトルでは勝敗を有利にするためにルーティン(複数人)で戦う方式が増えています。(複数人で凄い技をできるだけ長く見せるため)
しかしThe Floorriorzは2017年ではあえてルーティーンを全く使わずに優勝しました。ダンスバトルの原点は1ON1であり、その原点に戻っても優勝を勝ち取りました。

B-boy Taisukeの凄さ

Taisuke &Ryota
Taisuke Instagramより

凄い人は凄い人と繋がっているんだな〜と思いながらこのInstagramを見ていました(笑)

その道を極めた人っていうのは、独自の考え方や哲学を持っている場合が多いです。

先日記載した黄帝心仙人さんもそうだし、Taisukeもそうです。

何となくダンスをせずに、しっかりとした目的を持っているよね!!

先人が成し得なかった日本人ソロダンサーとしての世界制覇、ダンスレッスンやワークショップを殆どせずにプロダンサーとして食っていくこと、唯一無二のスタイルを創造し世界と渡り合うこと、全てにおいてTaisukeはパイオニアとなっています。

またそのダンスも独創性が高くオリジナルのムーブのDef Airは彼の代名詞になっています。

加えてTaisukeのダンスはかっこいいのが特徴で、下記の動画は派手さはないけど味のあるムーブで人々を魅了しています。

B-boy Taisukeのおすすめの動画

Red Bull BC One Final 2008のCICOとのバトルです。

技とダンスの違いを見せつけ、世界が驚いたバトルです。

Red Bull BC One Final 2013のLilouとのバトルです。

All Srar同士の激しいバトルは世界中を熱狂させ、未だに語り継がれる名バトルです。

以上が、B-boy Taisukeに関するまとめでした。

日本Breakin'パイオニアのTaisukeのおかげで今のシーンがあります。

Respect!!!

それでは、See you next time!!

  • この記事を書いた人

ダンスの歴史書の先生

ブラックカルチャーを心底リスペクトしダンスが好きな30代。 ダンスを知らない人にはダンスの魅力を、ダンスをしている人にはもう一段階上手くなるような情報や歴史を面白く伝えるメディアです。

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