Be Bop Crewについて

Be Bop Crewは1982年に福岡県で結成されたストリートダンスチームです。

『日本のダンサーで彼らの影響を受けていないダンサーはいない』といわれる程有名なチームで、日本のストリートダンスの歴史は彼らが創ってきたと言っても過言ではありません。

1982年に福岡県博多市で結成され、Yoshibow、Seiji、Ricky、Kirk、Hasegawa、Odaの6名がチームを立ち上げました。（福岡県民ならTAXのCMと言えば馴染みがありますよね♪）

日本のストリートダンス普及に貢献したのはもちろん、Be Bop Crewは今なおストリートダンス最前線で活躍しており、頂点に君臨しています。

今回はBe Bop Crewについてどこよりも詳しく解説します。

Be Bop Crewとは

Be Bop Crewは1982年にYoshibow、Seiji、Rickyらが立ち上げた日本が誇る最強のダンスチームです。

元々はリーダーのYoshibowさんが『サンシャイン』・『シーザー』というダンスチームで踊っており、その頃にSomething Specialというソウルトレインで活躍していたダンスチームと出会ったことがきっかけでBe Bop Crewは結成されます。

Something Specialの中にThe LockersのSCOOBY DOO（スクービードゥー）や、ミスソウルトレインなどがいて、YoshibowさんはそのShowを観て涙を流し『あんなダンスを踊りたい、あんな風になりたい』と決意しBe Bop Crewを結成します。

The LockersはLock Danceのオリジネーター→詳しくはこちら
ソウルトレインはブラックカルチャーを放送する番組→詳しくはこちら

結成当初はブレイキンも踊っていましたが、Be Bop CrewはやはりLockやSoulのイメージが強いですよね。

どのジャンルでも格別に上手いんだけどね（笑）

また、リーダーYoshibowは、今では当たり前のアップとダウンのリズムトレーニングやアイソレーションを生み出した人でもあります。

こんなことを考えつくなんて凄すぎます。

Yoshibowは黒人の踊りを研究しアップとダウンのリズムがあることに気付き、日本人でも踊れるようにリズムトレーニングを考案しました。

1985年にはニューヨーク・アポロシアターに日本人ダンサーとして初めてステージに上がり、「アマチュアナイト」と呼ばれる大会に出場し準優勝を果たします。

その時のメンバーは、Seiji、Sakuma、Ricky、Hasegawaでした。

Be Bop Crewの功績は数知れず、日本のストリートダンスの道を切り開いたのは間違いなく彼らです。

解散と再結成

1980年代後半に、Sakuma、Oki、Susumu、Matsuoなどが加わり、新しいBe Bop Crewとして活動を行います。

しかし、仲間の死や時代の変化により個々の活動が増え一度解散します。

その間『Original Lockers』をYoshibow、Seiji、Tony GoGoで結成したり、メンバーがインペリアルJB'sとして活躍したり、紆余曲折ありますが、1991年頃に再結成し活動を再開します。

Be Bop Crew第2世代とでも言うのでしょうか、Yoshie、Seto、Akaneなどの超ビッグなメンバーもこの頃に加わっています。

暖簾分け

Be Bop Crewは福岡をメインに活動していますが、そのカリスマ性により各地域に暖簾分けしたチームが存在しました。

東京Be Bop CrewはOHJとTRFのSamがメインとなり活動をしていました。

TRFのSam...デビュー前は東京Be Bop Crewのリーダーとして活動していました。

東京BE BOP CREWは1989年に解散しますが「GQマシーン」→「MEGAMIX」→「TRF」へと変化を遂げます。

何とも影響力の強いチームですね！

小倉にも暖簾分けされたチーム、「Be Bop Crew 1990」があり、最盛期には博多・東京・小倉と3ヶ所に広がっていました。

メンバー

Be Bop Crewはメンバーが多すぎて詳細は分からないですが、メインで活躍している人やキーパーソンを紹介します。

他にも所属しているダンサーも多数います。

Be Bop Crewの功績

Be Bop Crewの功績は何と言ってもストリートダンスの普及です。

メンバーのSetoは、『Be Bop Crewは正解で2番目に古いチームで、1番はRock Steady Crewの40年、2番目がBe Bop Crewの35年』と話しており、創設以来最前線で活躍しているチームは世界にこの2チームしか存在しません。

40年近く踊っていれば流行り廃りもあっただろうし、世間体が良くなかったり、食えない時代もあったと思います。

それでも辞めずに踊り続けて、オリンピック種目にまで昇華したのは彼らの頑張りがあったからのように感じます。

日本のダンスシーンに大きな影響を与えたBe Bop Crewのまとめでした。

彼らを目指して練習頑張りましょう！

それでは今回はこの辺で、See you next time!!