今回はダンスを楽しく観る方法について書き留めておきます。
先日テレビの地上波でブレイキンのダンスバトルの放送がありましたが「ダンスバトルって何が凄いのか分からない」という疑問を貰いました。
確かに、ダンスバトルって玄人にしか分からない事が多いかも....
ブレイキン特有のアクロバティックダンスの凄さは分かるものの、立ち踊り、フットワーク、音楽性など、初心者には凄さが伝わらない部分が多いのも事実です。
今回はブレイキン観戦の楽しみ方、見どころなどをお伝えします。
少しだけルールを覚えておこう

ルールを少しだけ覚えておくとダンスバトルがより楽しく観戦できます。
4つの基本的なルールを押さえるだけで、ダンスバトルの見方が変わります。
基本的なルール
ダンスバトルの基本的なルールを理解すると楽しく観戦することができます。
ブレイキンに限らず、ダンスバトルに共通しているルールが下記↓↓
ダンスバトルの基本的なルール
- ①DJにより即興で音楽がかけられダンサーは即興で踊る
- 同じ曲で交互に1ムーブづつダンスを披露する
- ③合計3曲、3ムーブを即興で踊り勝敗を決める(2曲、2ムーブの場合もあり)
- スキル、音楽性、個性などを相対的に判断し勝敗を決める
ダンスバトルの基本的なルールはこんな感じです。
他の競技と違って、即興で行われるのが特徴って覚えておけばOKだよ!
オリンピックでのブレイキンの楽しみ方

オリンピックでブレイキンのバトルを楽しく観る方法をお伝えします。
何も考えずにシンプルに観る
ダンスバトルのルールなど考えずに、アクロバティックなダンスをシンプルに観るのも楽しいです。
人間業とは思えない回転にシンプルに感動します。
シルクドソレイユを観ている感じでシンプルに観るのも楽しみ方の1つです。
実はブレイキンのダンサーからシルクドソレイユに移った人は多いんだ!
個性を感じながら観る
ブレイキンは自由なダンスと言われていて、基本的な型はあるものの個性を出すことが評価されるダンスです。
バトルを観る時は、ダンサーの個性に注目すると面白いです。
百聞は一見に如かずなので、下記ダンスバトルを観ると分かりやすいです。
サムネが強烈ですが.....笑 個性が溢れたブレイクダンスバトルです。
音楽を聴きながら観る
ダンスバトルは激しいダンスに目が行きがちですが、実は音楽が主役です。
そもそもダンスと音楽は密接な関係があり「音楽がなければダンスは完成しない」とも言われています。
ダンサーの中では常識となっていますが『ビートではなく音楽で踊ること』がとても重要で、評価の重いポイントになります。
日本人はダンスを踊るにはリズム感が必要と考えがちですが、音楽はリズム(ビート)だけではできていません。
ボーカル、コーラス、ベース、ギター、パーカッションなど様々な楽器で構成されているのが音楽です。
ダンサーが音楽をどのように表現しているのかを注目すると、さらにダンス観戦が楽しくなります!
凄いダンサーは、音を奏でるように踊ります!
↑↑上記は音楽性を重要視した踊りのTaisukeと、技でのみ対決するCicoのバトル。
Taisukeの音楽の取り方が素晴らしく、JBのシャウトに合わせた側宙はやばい。
これが音楽とダンスが一体になるお手本です。
Soraki君が感じているように音楽が聞こえてきます。
その他のブレイキンの楽しみ方

ブレイキンのその他の楽しみ方もご紹介します。
ブレイキンのショー
ブレイキンのショーはめちゃくちゃ面白いです。
芸術の域に達すると言われているブレイキンのショーもあったり。
このショーは何を表現しているかな!?
サイファー
円形のサークルでダンスを披露していくのがサーファーです。

細かなルールは設けられず、勝敗も無い、時間制限もない、ダンスを披露する場がサイファーです。
アメリカでストリートダンスが生まれた頃も、このような形でダンスを披露していました。
ダンサーのコミュニケーションの場のって感じです。
ブレイキンを楽しく観るために
ブレイキンを楽しく観戦するには、
ポイント
- 即興で踊るルールを知っておく
- 同じジャンルのダンスでも個性があることを知っておく
- 音楽をダンスで表現することを知っておく
このあたりを抑えておくと、より楽しくブレイキンのバトルを観戦できると思います。
オリンピックについてもっと知りたい方は>>パリオリンピック新種目『ブレイキン』について徹底解説この辺りを参考にしてください。
以上が、ダンスバトルの楽しみ方の解説でした。
オリンピックまでに抑えておきましょう!
それじゃ、See you next time!!