黄帝心仙人さんは、ダンサー、パフォーマー、振付師、プロデューサーなど様々分野で活躍されている方です。
2004年のダンスディライトで準優勝をした時に初めて見た時に、
独自の世界観を持っているな~と思っていました!
自身で手掛けたUNIQLOのCMで世界の賞を総なめしたり、G'oldとしてダンスディライトで優勝したり、ミッシーエリオットのPVに出たり、タイムマシーンのプロデューサーとして活躍したり、華々しい経歴をお持ちです。
黄帝心仙人さんのことをもっと詳しく知りたいと思い、先日彼が出版している『究極軸』という本を読んでみました。
それを読んで、
今彼が活躍しているのは必然だな
と感じたので、黄帝心仙人さんの凄さについて書き留めておきます。
独自の哲学に近いような考え方の軸をお持ちで、ダンサーだけでなく全ての人の人生に役立つ内容でした。
彼の凄さは他にもあって、ソフトバンクの孫さんより、ペッパーの開発に参加してほしいとの打診をうけたことにも驚きました。
独自の哲学はダンス界だけでなく他の領域にも影響力を及ぼしています。
『自分の個性は何か?』『好きなことで食っていくには?』のような人生観のヒントも多く記載がありとても素晴らしい著書でした。
今回は黄帝心仙人さんについて深堀りします。
黄帝心仙人について
華々しい経歴をお持ちの黄帝心仙人さんについて調べてみました。
黄帝心仙人wiki
黄帝心仙人wiki
- 本名:非公表
- 年齢:非公表
- 身長:非公表
- 出身地:千葉県
全てが謎めいています...(笑)
これには理由があって、黄帝心仙人は『存在自体が不思議な人が1番凄いと思うようになった』と著書の中で語っており、敢えてこのプロフィールになっているように思います。
細部まで徹底されたキャラクターを創っています。
名前の由来
一部著書の引用になりますが、
不思議な動きを見るのが大好きで、それを突き詰めていくと存在自体が不思議な人が一番凄いと思うようになった。
その象徴が仙人であり、名前もそれに由来している。
『黄帝』は中国の初代帝王で、中国医学の祖であり風水思想を創った人物。
彼は帝という地位にありながら、地位も名誉も捨て仙人になろうとしており、彼の生き方が大好きで黄帝の名を借りた。
黄帝心仙人の『心』については、当初は黄帝仙人として活動をしており、名前に自分の心を入れるという意味合いで真ん中に『心』を加えた。("黄帝『心』仙人"のように中心に心を加えた)
また、心を読まずに黄帝心仙人(こうていせんにん)と読むのは、人の心を読むのが難しいという自身の思いから読まないことにした。
全てに意味があるなんて凄すぎです!!!
ダンスを始めたきっかけ
元々幼少期から、コロッケさんのロボットダンスに興味を持ったり、ナインティナインの岡村さんやSMAP、DA PUMPのダンスを観るのが好きだったようです。
元々はサッカー選手を目指していたようですが、足を粉砕骨折しその夢を断たれました。
19歳の頃に大学のHipHopサークルに加入し『イベントに出てみれば?』という誘いを受け、本格的にダンスを始めます。
しかし当時はケガの影響で、激しいダンスはもちろんのこと、足を使ったダンスが殆どできずに、上半身を使ったダンスに特化して練習をされていたようです。
その甲斐あって、めちゃくちゃ不思議で今まで誰も成し得ていない唯一無二のスタイルを確立されました。
著書の中では、
教科書通り満遍なく全身の動きを練習していたら、今頃は全く別の仕事をしていただろう。
と語っています。
黄帝心仙人の凄さ
著書の中に彼の生き様が描かれており、心に残ったものを書き留めています。
決めたことは貫く
個性やキャラクターを大事にし、徹底されている黄帝心仙人さん。
凄いエピソードがありました。
世界的な歌手ミッシーエリオットのPVに出演する時に、少しの間サングラスを外してくれという要望がありました。
今まで黄帝心仙人として活動をしているときは1度も人前でサングラスを取ったことがなく、誰かがいるときは寝る時もサングラスをかけている徹底ぶりです。
彼が出した答えは、
これが凄いチャンスなのも、僕たちが無名なのもわかっている。
でも、僕は中途半端にサングラスをかけているんじゃない。
世界中の誰よりもこだわっているから、相手が例え誰であれ、映像として残るものでサングラスを外すことは絶対にできない。
ミッシーにとっては3秒のだけど、僕にとっては一生のことだ。
相当な覚悟がないと言えない言葉!!!!
個性を追求する
黄帝心仙人さんはインタビューの中で、
①いかに早く自分の個性に気付くか、自分の個性が何なのか常に考えること
②みんなと違う意識でいること
③今いる環境でどういうポジショニングを取れるのか考えること
自分の個性に早く気付き、それを伸ばすことの重要性を語っています。
また個性の見つけ方について、
自分が何が向いているのを気付くのは難しいので、色々なことに手を出してこれだと思うものを早く見つけてほしい。
周りに聞いてみるのもいいし、やたら褒められることがあれば、それが自分の個性の可能性がある。
あっているものを追求することが自分人の人生を豊かにする。
黄帝心仙人のHPには『人に求められてこそプロであり、人は希少性に価値を感じる 』という言葉があり、納得しました。
実に深いです....人生のお師匠です!!
ダンスに対する高い意識
W.C.Oのドミニクさんとの対談では、
Showについては意味とか理由を考えて作っている。
作品と言う意識があり、時々こだわりすぎと言われることもある。
意識的にはシェフに近いような気がする。
と話していました。
一つの作品に掛ける情熱が半端ないです。
黄帝心仙人の功績
自身が手掛けたUNIQLOのCMではカンヌ国際広告⼤賞グランプリ、世界の広告賞23賞を受賞。
アジアズ・ゴット・タレント出演、その他多数のメディア出演。
ソフトバンクの孫さんからはロボット「Pepper」開発の打診を受け参加。
日本が世界に誇るパフォーマーですが、彼の凄さはそれだけではありません。
ダンサーの育成
『黄帝心仙人アカデミー』と呼ばれるスクールを創設されており、後世のダンサーの育成に取り組まれています。
出身者の実績が素晴らしく、NYアポロシアターアマチュアナイトのチャン ピオン、ダンス甲⼦園優勝者など多数の生徒を輩出しています。
ダンスのスキル云々よりも、考え方や人生の生き方のヒントを貰えるようなスクール!!
ダンサーの将来を開拓
こちらもインタビューで語っていたのですが、『今後グラミー賞を取る夢を追いかける』と話されていました。
グラミー賞にはは最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の主要4部門以外に、ダンス、ロック、カントリー、R&Bを始めとする80部門以上が存在しています。
その中で最優秀ダンスレコーディング賞というものがあり、これを日本人で初めて獲得することを夢として話されていました。
これは黄帝心仙人さんの個人の夢でもありますが、ダンス界にとっても大きな夢です。
彼がグラミー賞を獲得したら後輩ダンサーもその道を追いかけるだろうし、世界的な知名度を獲得しダンスで食っていく人が増えます。
黄帝心仙人さんが実績を積むことによって、未来のダンサーのロールモデルになるね!
黄帝心仙人のおすすめのShow
GoGoBrothersとのコラボは芸術作品です。
このお茶はどんな味がするのでしょうか....
よくこんなダンスを思いつくなぁと感心します(笑)
以上が黄帝心仙人さんのまとめでした。
ダンスのスキル云々よりも、人生観が学べました。
それでは、See you next time!!