『ストリートダンスを始めたいけど何をすればいいのか分からない』とか『上達するにはどうすればいいか分からない』こんな人多いと思います。
結論から言ってしまうと、
ポイント
- ジャンルを選定する
- 自分の体を思い通りに動かす訓練をする
- 踊りまくる
- 柔軟をする
- 音楽の勉強をする
上記を行えば確実にダンスは上達します。
今回は『ストリートダンスを行う上で最初にやるべきこと』を記載していますので、ストリートダンス初心者の方は参考にしてみてください。
玄人の方にも必ず発見があり役立つ内容となっています。
どのジャンルを踊るか選定する

ストリートダンスには多くのジャンルが存在しています。
大別するとOld School、New Schoolに分けられます。(リンクをクリックすると各ダンスの詳細に飛びます)
Old School
New School
自分が何を踊りたいかでやるべき練習が変わりますので、最初に『何を踊りたいか』を必ず決めましょう。
ここがスタートラインです。
自分の体を思い通り動かせるようにする

ちょっと前ですが武井壮さんが、たった2日の練習でウィンドミルが回れたというTwitterを投稿されていました。
ウインドミル2度目のチャレンジ。。すげえ下手やけどなんか感じ出てきた。。そろそろプロに教わろう。。楽しいなブレイク。。 pic.twitter.com/MyeQwt3zSt
— 武井壮 (@sosotakei) July 28, 2017
2日でこれは凄いな〜と思いつつ、どうやったらこんな短期間で習得できるか考えてみました。
武井さんの身体能力が高いのもあるのですが、彼は体の使い方を知っているから飲み込みが早いのだと思いました。
↑このYouTubeは少し前にバズってご覧になった方もいると思いますが、ブレイクダンスに限らず全てのスポーツで最初に学ぶべきことが凝縮されています。
以下、YouTubeの内容を少し抜粋しながら解説します。
人間は自分の思ったように体を動かせていない
ダンサーあるあるなのですが、自分ではカッコよく踊ってるつもりでも実際の映像を確認すると『なんじゃこりゃぁぁ〜』と落胆することは多いです。
これはダンスに限らず、野球・バレー・テニスなども同じで、頭の中の動きと実際の動きのギャップは誰しも経験あるはずです。
何が言いたいのかというと『人間は自分の体を思うように動かせていない』ってことです。
この状態でいくら練習をしても、効率が悪く成長スピードも遅いですし、壁にブチ当たっても超えていけません。
まずは自分の体を思うように操れるようになってから、スポーツを始めるべきです。
武井さんの言葉を借りると、
自分が野球をしている映像をみて『思った通りに動いているつもり』なだけで『思った通りに動いていなかった』
目を瞑って両手を地面と平行に伸ばしても殆どの人が平行に手を伸ばすことができない。
自分の体を操ることができない状態でスポーツの練習をしても効率が悪く、伸び代も限られている。
そう考えると、自分の体を思い通りに動かせるようになってスポーツをした方がいい。
確かにその通りだと思います。
ではどうやって自分の体を思い通りに動かせばいいのでしょうか?
自分の体を思い通りに動かす方法
武井さんは、
目を瞑って両手を地面と平行に伸ばし、平行になるように訓練する。
同じように手を真上に上げる訓練もする。
そうすることで平行・真上の少しズレた箇所も分かるようになる。
こう仰っています。
ただ、この動きだけで自分の体をコントロールできるようになったとは言えないし、実際に武井さんもこれだけできても役に立たないと断言されています。
じゃあ何が必要かというと、私の解釈では圧倒的アイソレとポップの練習です。
アイソレーションとは直訳すると分離・独立という意味ですが、体の一つの部位をその他の部位と分離させて動かすトレーニングのことです。
私はアイソレで体の動かし方を学び、より実践的な表現をしたPopをやることで自分の体を思い通りにコントロールすることができるようになると確信しています。
その証拠に下記動画をご覧ください。Popのコブラという技の解説動画ですが、アイソレとPopの親和性の高さが伺える内容です。
この動画のように、綺麗なアイソレを身に付ければ、おおよそ自分の体を思い通りに動かす事ができ、他のダンスや他のスポーツに応用が利くと考えています。
また、黄帝心仙人のwikiには、
サッカー選手を目指す少年であったが、足首を粉砕骨折したことから、その夢を諦める。大学時代に勧誘にあいダンスサークルに参加したが、粉砕骨折の後遺症から脚を激しく動かすことができなかった。しかし、逆に脚を使わない上半身の各部分を単独で動かすトレーニングアイソレーションに活路を見出し、アイソレーションに特化して徹底的に鍛錬したことで、ロボットダンス、アニメーションダンスのオリジナルスタイルを確立させていった。
黄帝心仙人wiki
アイソレの重要性が分かります。
武井さんは、
自分の体を思い通りに動かせることができれば、一流選手の真似がすぐできるようになる。そうすることで上達が早くなる。
と話されており、自分の体を思い通りに動かす≒真似が素早くできる≒上達が早いと僕は考えています。
学ぶの語源は真似ぶと言われていて、真似から上達しオリジナリティを加えていけば間違いなくダンスは上達します。
踊りまくる(反復練習する)

ここはサクッとお伝えします。
いくつかの記事でも記載していますが、闇雲に踊るのではなく頭で考え、体の動かし方を理解して練習するのが上達の近道です。
先の章でお伝えした通りアイソレを実施し、反復練習をすることでダンスもスポーツも上手になります。
人間は反復練習で新たな動きを体得したり、可動域を広げることができますので、泥臭いですが反復練習は重要です。
自然に習い反復練習する
もう一つ大事なことをお伝えすると、人に教えてもらうよりも自分で考えたムーブをすることが大事です。
自分の頭で考えて独自の表現をすることがオリジナリティを形成する近道にもなります。
ダンスのレッスンで習う、ダンスの動画を観て学ぶのことも大切ですが、それは他人に教えてもらったことです。
自分独自のムーブには直結しません。
確か黄帝心仙人が言ってたと記憶しているのですが、
・海に行って波のウェーブを表現する
・水槽の中に1円玉を入れてひらひら沈んでいく様子をウェーブで表現する
みたいなことを実践されていました。
いわゆる、自然に習い表現するです。
数多いるダンサーの中で頭一つ飛び抜けるには、こういった独自の練習方法が必要不可欠です。
PoperのKITEさんも、レッスンでカウントは使用ぜず『ズンチャ、ドンチャ、ツクツク』とかで踊ります。
ダンスを独自の表現を用いてされているお手本のような気がしています。
柔軟をする

ダンスやスポーツを行う上で柔軟は必要不可欠です。
ケガを防止する、可動域を広げる、選手生命を長く保つ、色々な側面から言っても柔軟は大切です。
柔軟をするとダンスが上手くなる
野球選手のイチロー、テニス選手のフェデラーは40歳を過ぎても第一線で活躍していた名選手ですが、彼らに共通しているのは驚異的な柔軟性の持ち主だったことです。
柔軟な体を手に入れることでケガをしにくくなり、選手生命を長くすることができます。
これはダンスも同じことが言えます。
しかも、スポーツの世界と違いダンスの世界は、長くキャリアを重ねることにより体得できる雰囲気やグルーブというものが存在します。
もっと嚙み砕いて言うと『味がある』みたいな感じでしょうか。
同じフリをしていても人によって違うのは、この雰囲気やグルーブ感を纏っているかどうかで、これはダンス歴と相関するように感じています。
逆説的ではありますが、柔軟をすることで長くパフォーマンスができ、その結果としてダンスも上達するのだと考えています。
音楽の勉強をする

ストリートダンスをある一定のレベルまで頑張ると、そこから上達する人しない人の分かれ道が必ず訪れます。
それが下記2点で、
上達への分かれ道
- アイソレをしっかりやっているか(基本をしっかりやっているか)
- 音楽の勉強をしているか
この2つが更に上手くなるかどうかの分かれ道で、ダンスを更に高いレベルで習得したい人は必ずアイソレと音楽の勉強が必要になります。
アイソレの重要性は先ほど記載しました。
音楽の勉強が必要な理由は、ストリートダンスが音楽と共に進化した文化だからです。
いくら練習して技が凄くても、音楽に乗っていないと評価されないのがストリートダンスです。
ストリートダンスの歴史、DJの歴史、サンプリングされている音楽の素の知識、過去にストリートダンスシーンに影響を与えたジェームズブラウン、マイケルジャクソンの音楽やブラックカルチャー全てをひっくるめて、知識として習得し、ダンスに活かすことが必要です。
そうすることで、ダンスに深みが増します。
少し難易度は高いですが、ダンスを齧った人には理解してもらえると思います。
少し長々と記載しましたが、以上がストリートダンス上達の為の5つの大事なことでした。
勉強して高みを目指そぉ〜〜
それでは、See you next time!!